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SeminarIFRSの最新動向と日本企業の対応
新井政明氏
EY新日本有限責任監査法人 FAAS事業部
マネージャー
公認会計士
2017年のIFRS第17号「保険契約」の公表により、IASB(国際会計基準審議会)による大型の基準開発はひと段落ついた格好だ。日本での任意適用は拡大し、2019年2月末現在、適用済会社182社、適用決定会社は21社で合計203社となり、以降も適用を公表する会社が後を絶たない。
日本ではIFRS任意適用企業の拡大促進や国際的な意見発信と同時に、会計基準の品質向上へ向けての動きがあり、日本の会計基準への影響も少なくない。
本稿ではIFRSの最新動向から、とりわけ関心の高い日本の新収益基準(2021年4月1日以降開始する事業年度から強制適用)への対応、今後の課題までを多くのアドバイザリー経験を有するIFRSコンバージョンサービスの専門家である講師が2時間にわたり講演した。ここではその概要をお届けする。
- 日本における会計基準の品質向上
- IFRS適用の業種による特徴と今後の注目点
- 「新収益認識基準」の強制適用迫る
- 新収益基準、会計処理の5ステップ
- 収益認識に関する代替的な取扱い
- 新収益基準移行への対応
- IFRSのこれから