現代の企業は、グローバル市場での競争激化、技術革新の加速、規制環境の複雑化など、かつてないほど多様なリスクに直面しています。このような状況下において、内部監査部門には、組織のガバナンス、リスク管理、内部統制の有効性を評価し、改善を促すという重要な役割が求められています。
しかし、従来の日本国内のみに通用する内部監査手法では、グローバルなビジネス環境におけるリスクに対応しきれないケースが増えています。そのため、国際的に通用する基準に基づいた内部監査を実施することが、企業の持続的な成長と信頼性確保のために不可欠となっています。
一方、国際的な内部監査の実務におけるデファクトスタンダード(事実上の標準)として広く認知されているのが、IIA(内部監査人協会)が定める「IPPF(専門職的実施の国際フレームワーク)」です。そのIPPFでは、2025年1月より必須ガイダンスと位置づけられている「グローバル内部監査基準」において、内部監査業務の規範を示しています。世界中の内部監査人がこの基準に準拠することで、監査品質の維持・向上、組織目標の達成、そして社会からの信頼獲得に貢献する不可欠なものです。
そこで、経験豊富な講師が、実践的な事例を交えながら「グローバル内部監査基準」に則した内部監査の基礎知識を分かりやすく解説する『内部監査スターターキット』を開発しました。
グローバス内部監査基準対応の体系的な知識を、コンパクトに凝縮
CIA講座を長きにわたり提供し累計合格者数5,000名を突破した実績をもつアビタスが、2025年1月に施行されたグローバル内部監査基準に対応した講義ベースのテキストをもとに、内部監査人が監査実務を行ううえで最低限知っておくべきポイントを約8.2時間に絞って構成した講義です。
実務経験豊富なプロの講師が、わかりやすく解説
講義を担当するのはアビタスの厳しい審査基準を合格し、定期的に実施する受講者アンケートで高評価を受け続ける人気講師です。プロならではの、ただ理論を正しく解説するだけでなく、実務でのシーンを想定したわかりやすい講義です。
eラーニングならではの柔軟な受講環境と、テストや修了証などの便利な機能
eラーニング形式なので、受講期間内であればオンラインであればいつでも・どこでも・何度でも受講することが可能です。また、受講完了後に理解度テストの実施や修了証の即時ダウンロードが可能で、管理者を指定すれば進捗管理やテストの点数なども確認できます。
新任監査人の方向けの導入コンテンツ、CIA学習にハードルを感じる中堅~ベテラン監査人の方向けのレベルアップツールとして、ぜひ本講座をご活用ください。
サンプル動画をご覧いただけます!「内部監査スターターキット」導入を検討するに際し、本編を一部抜粋したサンプル動画をご用意いたしております。講義のレベルや進め方、eラーニングの品質をご確認いただけます。 |
内部監査の流れ
・専門職的実施の国際フレームワークと内部監査の定義
・グローバル内部監査基準
・内部監査の目的
・内部監査の発展
・内部監査業務の流れ
・アシュアランス業務の内容と種類
・アドバイザリー業務の内容と種類
負託事項と内部監査基本規程
・内部監査部門に対するガバナンス
・内部監査への負託事項
・内部監査基本規定
独立性と倫理・専門職としての気質
・内部監査部門の独立した位置付け
・内部監査部門の組織上の独立性
・倫理と専門職としての気質
・適法かつ倫理的な行動
・客観性の維持と個人の客観性
・客観性の防御
・専門的能力
内部統制(IC)及びICプロセスに関する内部監査部門の役割
・コントロールの定義と分類
・コントロール・プロセスに係る内部監査部門の役割
問題演習
監査の流れと監査リスク
・内部監査業務の流れ
・監査リスク
監査計画
・個々の内部監査業務におけるコミュニケーション
・個々の内部監査業務におけるリスク評価(活動の理解)
・個々の内部監査業務におけるリスク評価(リスク評価)
・個々の内部監査業務の木業及び範囲
・監査プログラム
現場作業
・内部監査業務の実施
・監査証拠の分類
・監査手続
・監査手続の方向性と検証項目
・ビジネスプロセス(1)売上・売掛プロセス
・監査手続例(売上・売掛プロセス)
・ビジネスプロセス (3)購入・買掛・支払いプロセス
・監査手続例(購入・買掛・支払いプロセス)
・ビジネスプロセス(4)棚卸資産管理及び生産管理プロセス
・監査手続例(在庫管理プロセス)
結果の伝達
・終了時のコミュニケーション(イグジット・コンファレンス)
・個々の内部監査業務の最終的なコミュニケーション
・内部監査報告書
・最終的なコミュニケーションの配布
練習問題
・理解度テストつき
・修了証ダウンロード可能(講義受講・理解度テスト合格後)
※本講座の内容は、アビタスCIAプログラムから抜粋して構成いたしております。
米国公認会計士(USCPA)/ 公認内部監査人(CIA)/ 国際会計基準検定(IFRS Certificate)
<略歴>
大学卒業後、米国シアトルの印刷物製造業に勤務。営業及び経理業務に従事。
日本に帰国後、PwCあらた有限責任監査法人にて、金融機関に対する会計監査、自己資本比率規制監査、IFRSコンバージェンスアドバイザリー業務等を行う。
㈱アビタスでは、U.S.CPA講座、CIA講座、IFRS講座を担当。
東洋大学では、英語でInternational Accountingの講義を行う。
その他、総合商社、大手エネルギー会社、陸運会社などで多くの企業研修も実施している。
株式会社Legaseedでは取締役CFOとして資金調達、監査対応、内部統制構築に従事し、現在は顧問として参画している。
担当科目:英文会計入門 ・ FAR1-3(財務会計前半)・ AUD(監査及び証明業務)・ BAR
講義時間 | 約8.2時間 |
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受講期間 | 90日間 |
受講対象 | 内部監査部門・内部統制関連部門の方 |
階層 | 若手・管理職・次世代リーダー・役員 |
受講料 | 内部監査基礎・内部監査中級のセット:27,000円(税込) |
ご受講までの流れ | クレジットカード決済の場合
※自動返信にて受付完了通知メールをお送りいたします。不着の場合はお知らせください。
請求書払(法人宛)の場合
※自動返信にて受付完了通知メールをお送りいたします。不着の場合はお知らせください。
複数名でお申込みの場合
※学習開始希望日がある場合は、希望日の5営業日前を目処にお申込書をお送りください。 |
よくあるご質問 | 内部監査の知識が全くなくても受講できますか? はい。問題ありません。
企業単位(複数名)での購入もできますか? 可能です。その場合、研修管理者による進捗確認・テスト結果確認の機能をお付けすることもできます。
受講期間はどのくらいですか?視聴回数に制限はありますか? 90日間(約3ヶ月)の受講期間を設けており、その期間内は何度でも受講することが可能です。
講義内容のカスタマイズはできますか? 企業研修としてカスタマイズすることが可能です。個別にご案内しておりますので、こちらよりお問い合わせください。
テキストはありますか? PDFダウンロード形式でご用意しております。もちろん印刷してご利用いただくことも可能です。
より踏み込んだ内容の講義はありますか? より専門的な学習コンテンツをご希望の方はCIA、CISA、CFE講座などをご検討ください。
視聴環境に指定はありますか? アビタスでは快適にご受講いただくため、推奨環境をご案内いたしております。詳しくはこちらをご確認ください。
講義動画のサンプルはありますか? はい、ございます。こちらよりお問い合わせください。 |
管理者アカウントのご案内 | eラーニングの機能として、管理者アカウントがご利用可能です。 ・リモート環境で見えづらい学習進捗の管理 |
・主催者と同業他社のお申込みはお断りさせていただきます。
・録音、収録は固く禁止いたします。
・1アカウントで複数人の受講はご遠慮ください。発見した場合は受講を停止させていただきます。
・事前に推奨環境のご確認をお願いします。
https://study.abitus.co.jp/require.html
・お客様の都合による視聴期間の延長はできかねますのでご了承ください。
・講義内容への質問回答は行っておりません。予めご了承ください。
・テキストはPDFにてご提供いたします。ご自身でダウンロード(必要な場合は印刷)をお願いいたします。
複数名でのお申込みをご希望の場合は、こちらより申込書(Excel)をダウンロードのうえ、下記までお送りください。
アビタス法人営業部 training@abitus.co.jp