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人材育成サービスIFRS Certificate(国際会計基準検定)プログラム
IFRS(国際会計基準)の基準書を体系的に学びます。ICAEW(イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)主催の検定試験に対応しており、知識と理解を検定合格によっても証明できます。
IFRSとは
IFRS(International Financial Reporting Standards)とは、国際会計基準審議会(IASB)によって設定された会計基準の総称です。従来の会計基準が、それぞれの国や地域の事情を反映させたものであるのに対し、IFRSは、国際的に活用されることを目指して策定された会計基準であることに大きな特徴があります。経済のグローバル化によって国境を越えた資本移動が活発化するにつれ、国ごとに異なる会計基準で作成された財務諸表では、比較可能性を確保できないという弊害が生じました。これを受け、国を超えた会計基準の統一が提唱され、その中心となるのがIFRSなのです。(IFRSの読み方は「アイファース」「イファース」「アイ・エフ・アール・エス」と様々です。)
特徴
●2005年に、EU域内の上場企業の連結財務諸表に対しての強制適用を契機に、また、2008年のG20による「単一で高品質な国際基準を策定する」ことが目標に掲げられてから、IFRSは世界で急速に普及しました。現在140法域以上でIFRSが採用されています。世界の会計制度は、IFRSの影響を強く受けて運用されています。
●2010年3月期の決算より日本でも上場企業の連結財務諸表においてIFRSの任意適用が認められるようになりました。企業内で、IFRS対応チームやIFRS対応プロジェクトが次々と発足し、民間でのIFRS研究が活発化しました。2020年時点で、日本国内でIFRS適用済み、適用決定した会社総数は200社を超えています。
●IFRSは日本でもスタンダードな知識になってきています。グローバル企業による「連結決算の簡易化」「グループとしての連帯感強化」などIFRS適用によるメリットがあげられています。IFRS関連業務は年々増えており、経理財務以外にも、システムや内部統制など様々な職種でIFRS知識をもった人材の需要が増えています。
プログラム
- IFRSの概要
- 財務報告に関する概念フレームワーク
財務諸表の表示:IAS1 - 棚卸資産:IAS2
- 有形固定資産:IAS16
- 借入コスト:IAS23
- 投資不動産:IAS40
- 無形資産:IAS38
- 資産の減損:IAS36
- 鉱物資源の探査及び評価:IFRS6
- 売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業:IFRS5
- 金融商品入門
- 金融商品:表示:IAS32
- 金融商品:IFRS9
- 金融商品:開示:IFRS7
- デリバティブ取引及びヘッジ会計:IAS32, IFRS7,9
- 公正価値測定:IFRS13
- 保険契約:IFRS4
- 引当金、偶発負債及び偶発資産:IAS37
- リース:IFRS16
- 従業員給付:IAS19
- 退職給付制度の会計及び報告:IAS26
- 株式に基づく報酬:IFRS2
- IFRSにおける収益認識の考え方
- 顧客との契約から生じる利益:IFRS1⑤
- 政府補助金の会計処理及び政府援助の開示:IAS20
- 農業:IAS41
- 企業結合:IFRS3
- 個別財務諸表:IAS27
- 連結財務諸表:IFRS10
- 関連会社及び共同支配企業に対する投資:IAS28
- 共同支配の取り決め:IFRS11
- 他の企業への関与の開示:IFRS12
- 関連当事者についての開示:IAS24
- 外国為替レート変動の影響:IAS21
- 超インフレ経済下における財務報告:IAS29
- キャッシュ・フロー計算書:IAS7
- 1株当たり利益:IAS33
- 後発事象:IAS10
- 事業セグメント:IFRS8
- 期中財務報告:IAS34
- 法人所得税:IAS12
- 会計方針、会計上の見積の変更及び誤謬:IAS8
- 国際財務報告基準の初度適用:IFRS1
関連研修
・国際会計基準(IFRS)研修 -入門
・国際会計基準(IFRS)研修-基準解説
・国際会計基準(IFRS)研修-日本基準との違いを学ぶ
・財務経理実務研修-財務諸表を英語で読む 米国会計基準(USGAAP)・国際会計基準(IFRS)
関連eラーニング
・企業会計入門講座-B/S,P/L,C/F,連結財務諸表
・IFRS対応 退職給付会計講座
※全社導入をご検討の場合は、カスタマイズやeラーニング収録も可能です。