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実務家コラムIFRSと経営/ITシステムについて考える(4)

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IFRSと経営/ITシステムについて考える(4)

鈴木 大仁氏 アクセンチュア(株) パートナー

導入/展開アプローチとロードマップ

[1]構築/展開思想(テンプレート構築によるグローバル・ロールアウト)

松コースシステムを構築する場合、どのようにグループ全体のシステムを構築するかという点(図)を説明する。実践的な方法は、唯一つです。それは、本社による強いリーダーシップ、ガバナンスのもと、1インスタンス(ハードウェアやアプリケーションの実行環境)上、パイロット拠点で、グローバル経営方針/IFRSを骨組みとした標準システム(テンプレート)を構築し、それを他拠点に展開するアプローチである。

[2]近道となる海外拠点からの着手

では、グループ企業の内、どこをパイロットとして選定するかという視点であるが、IFRSへの対応の後進国である日本本社をあえてパイロットとはせず、海外拠点(なかでもIFRS母国の欧州か、日本の一歩先を行く米国)をパイロットとして選定することが効率的であろう。また、グローバル全体で1つのシステムを構築することになることから、システム運用保守業務や経理業務の集約化(グローバル・シェアド・サービス)までを行い、抜本的なITや業務コストの削減(定量効果の創出)にまで繋げねば、システム自体の価値が損なわれる。

本社では、日本語と日本国内の複雑な組織構造や独自の商慣習という問題があり、道のりが遠くなる可能性がある。多くの国々のビジネス言語は英語で、また、日本とは組織の複雑さも異なる。そこで海外から始めることも視点に含め考えるべきである。グローバル地域から、このような移行を行い、グローバル全体の成功モデルを確認/評価し、国内は、最後に仕上げる(IFRS強制適用日を見据えて、そのシステムへ最終移行をかける)というアプローチが実現までの近道と考えられる。

[3]IFRS対応のロードマップ ~いつから早めるか!

システム化範囲を決め、自社のIFRSへの対応スケジュールをまず見極めることが重要である。現時点、日本でのIFRS強制適用は、2015年3月期からという見通しで捉えるべきで、IFRS適用にあたっては、過去1年の比較対象年度におけるIFRSベースの財務諸表の開示が求められるため、2014年3月期、つまり、IFRSベースのバランスシートは、その期首である2013年4月には、オープンして、記帳を開始することが必要となる。つまり、過去情報からIFRS情報を作り出すという後戻りの無駄な労力や費用を使わずに、強制適用に合わせ、システム構築を狙う場合、IFRS対応の新システムの構築完了の目標は2013年3月となり、今すぐ開始しても3年余りしか無いこととなる。

[4]最後に

中途半端に機能の付け足しだけでシステムを改修すること、IFRSの本質を理解せずに、ERPバージョンアップをすると自動的にIFRSに対応できるといった誤認識に惑わされることに、一番のリスクがあることを理解する必要がある。また、日本は、IFRS対応の後進国であることを理解し、IFRS先進国から学ぶことを考え、そして、後進国であるからこその強みとして、海外の先行事例から学び、無駄を避け、和風ハイパフォーマンス企業への革新の道をダイレクトに追及して頂きたい。特にグローバル化を目指す企業の皆様にとっては、「この時なくして、成長なし。真のグローバル化」を目指す時が来た、IFRSという錦の御旗を得たと、前向きに捉えて頂ければと願っている。

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