
単なる知識習得にとどまらず、ケースを通じて「自分ならどう考え、どう行動するか」を常に問われる点が大きな魅力
Ridgelinez株式会社
コンサルタント
受講講座:Sustainable Business Strategy
1週間当たりの学習時間:20時間
私は最近MBAを取得し、現在のコンサルタント業務をさらに発展させたいと考えています。特に、現代のビジネスにおいて不可欠となっている持続可能性の要素を戦略に取り入れることの重要性を強く認識しています。このコースは、単なる概念的な理解に留まらず、目的主導型ビジネスモデルの構築や、企業をシステムレベルの変革の触媒へと変える具体的な方法について学べるため、受講を希望しました 。
DXコンサルタントとして、クライアントのIT変革を支援する中で、私はMBAで培った企業戦略をさらに深めたいと強く感じていました。特に、弊社の「人起点」という考え方で変革を力強く導くチェンジリーダーを支援するためには、私自身が「目的志向型リーダーシップ」と「ビジネス課題を機会に変える具体的な手法」を身につける必要があると考えていました。この講座は、そうした私の課題意識に応え、持続可能な変革を推進する上で不可欠な視点を与えてくれると期待し、受講を決意しました。
この講座は、具体的な企業事例(ケーススタディ)から戦略的フレームワークや理論を解説し、その後の「Reflection(演習)」で自身の考察を深めるという、理論と実践が統合された理想的なバランスで構成されていました。この学習サイクルは、単に知識を定着させるだけでなく、実務における応用力を養う上で非常に効果的でした。
特に印象に残っているのは、ウォルマートの濃縮洗剤導入事例です。技術的には可能だったにもかかわらず長年進まなかった濃縮洗剤への転換が、ウォルマートの購買力と販売力によって業界全体を動かした点に注目しました。このケースは、単なる技術導入(システム導入)だけでは変革が難しいという、私のこれまでの実務経験と重なる部分が多々ありました。「企業が制度設計や市場インフラの一部として、大規模な変化を推進できる強力な触媒である」という学びは、この具体的な実践例を通して、腹落ちすることができました。コスト削減や市場シェア拡大といったビジネスモデルが、巨大企業の具体的な行動と結びつき、変革の力となることを深く理解できました。
各ケーススタディ後の「Reflection」演習は、学んだ理論を能動的に思考し、自身の経験やクライアントの課題と結びつける上で不可欠でした。例えば、「なぜ、確立された企業は変化を理解するのが難しいのか?」という問いに対し、私は「既存顧客の要望」「過去の成功体験」「失敗を恐れる企業文化」という「人起点」の要因を挙げました。これは、Sカーブの概念を学びながらも、その移行を阻む心理的・組織的側面という実践的な課題を深掘りする貴重な機会となりました。
この講座を通じて、かつては政府やNGOが中心と捉えていた社会問題解決において、企業が制度設計や市場インフラの一部として、大きな変革を主導できるという視点に大きく変わりました。ESG投資やステークホルダーとの協働が、単なるコストではなく具体的な推進力となることを認識したのです。今後は、クライアントのIT変革を、単なる利益最大化だけでなく、「目的」と「社会との関係性」を考慮した戦略として支援し、より包括的かつ持続可能な変革を主導できる自信を得られたと考えています。今回の学びを糧に、DXコンサルタントとしてさらに貢献できるよう精進します。
サステナビリティのための事業活動における本質的な挑戦: レベッカ・ヘンダーソン氏の言葉、「持続可能性のための事業を実践することは、多くの場合、『薄氷の上を歩く』ことを意味する。それは、不確実なリターンに対する多額の先行投資である」という洞察は、サステナビリティへの投資が伴うリスクと長期的な視点の必要性を明確に示しています。これは、短期的な利益追求だけでなく、将来のための戦略的な投資の重要性を浮き彫りにしています。
企業間の協力だけでは世界の問題すべてを解決することは難しく、「構造的な制約」、例えば資本主義の競争構造や短期的な株主からの圧力などが存在するため、最終的には制度的な変革が必要であるという深い理解に至りました。これを踏まえ、受講生は、規制の強化が公正な競争を促し、業界全体の信頼と構造を変えるために不可欠であるという考えも示しています
ウォルマートの濃縮洗剤導入事例
◦ 理由: 技術的には以前から可能であった濃縮洗剤への転換を、ウォルマートの購買力と販売力が業界全体を動かし、実現させた点が非常に印象的でした。単一のメーカーでは他のブランドに埋もれてしまう可能性があった中、ウォルマートのような巨大企業が動くことで、業界の構造自体を揺り動かせることを示しています。
◦ 自身との接点: 私がクライアントのIT変革を主導する際、技術的な実現可能性だけでなく、それを大規模に推進するための市場における影響力や、サプライチェーン全体を巻き込む力が重要であることを痛感します。ウォルマートの事例は、まさに「企業が制度設計や市場インフラの一部として、大規模な変化を推進できる強力な触媒である」という本講座で得た認識を裏付けるものでした、クライアントが市場においてどのように影響力を発揮するか、私自身も変革リーダーとして考える上で大きな示唆を与えてくれました
本講座は、単なる知識習得にとどまらず、ケースを通じて「自分ならどう考え、どう行動するか」を常に問われる点が大きな魅力です。その分、受け身で学ぶのではなく、毎週計画的に取り組む姿勢が求められます。忙しい中でも自分の経験を振り返りながら考えを言語化するプロセスは確実に成長につながりますし、他の受講生の多様な視点に触れることも貴重な学びです。実務に直結する学びを得たい方、目的意識を持ってキャリアを築きたい方には大いに挑戦する価値のある講座です。
