
実務に直結する学びが多く、特に感情マネジメントや価値創造の考え方は日々の交渉で即活用できました
株式会社ジェイメック
渉外部 部長
受講講座:Negotiation Mastery
1週間当たりの学習時間:8時間
海外メーカーとの契約交渉や条件調整を担当する中で、相手との長期的な信頼関係を維持しつつ、自社にとっても最適な合意を導くスキルが求められていた。特に、異なる文化や商習慣を持つパートナーとのやり取りでは、交渉を単なる条件の取り決めではなく、双方にとって価値のある協働関係につなげる視点が重要だと考えていた。
私は現在、海外メーカーとの契約交渉や新規商品の日本市場導入、販売マーケティング企画を担当する部署に所属しています。日々の業務では、取引条件の調整や長期的なパートナーシップ構築、社内関連部門とのクロスファンクショナルプロジェクト推進など、多岐にわたる交渉や調整を行っています。こうした背景から、より体系的に交渉スキルを磨き、実務に活かしたいと考え、Negotiation Masteryコースを受講しました。
本講座は全4モジュールで構成され、交渉の基礎概念から応用、プロセス管理、実践計画まで幅広く学べる内容でした。Module1では、ZOPA(合意可能範囲)やBATNA(最良代替案)、WALKAWAY(撤退条件)など、交渉の基本理論を学ぶとともに、AIを相手にした個人演習を通じて理論を体感しました。Module2では、複数の交渉課題を組み合わせることで双方に利益を生む「価値創造」の考え方を学び、事前準備の重要性や自分の優先順位の整理、相手の意図を予測する力が求められることを実感しました。Module3では、オンラインで実際にペアと交渉を行い、感情管理や関係性の維持が交渉結果に与える影響を体験しました。特に、海外メーカーとの長期パートナーシップ構築の場面で、相手の立場や感情に配慮しながら自社の利益を主張する方法を学べたことは非常に実務に直結しました。Module4では、交渉計画の策定から事後レビューまでの一連のプロセスを学び、AIの活用による情報整理や意思決定支援についても触れるなど、最新の技術が交渉に及ぼす影響にも学びを得ました。
特に印象的だったケーススタディは、Singa採用交渉のシナリオです。現職に満足しつつも自己成長のために交渉する設定が、私の海外メーカーとの契約交渉や新規事業開発の状況に近く、戦略立案やBATNA・ZOPAの活用、優先順位整理の重要性を具体的に理解できました。また、受講を通じて自己反省(self-reflection)、感情管理(emotion)、価値創造(value creation)の3つが交渉力向上に欠かせない要素であることを強く認識しました。
クラスは多様な年齢層・国籍・職種の受講生で構成されており、Module3でオンライン交渉を行ったパリ在住のペアとのやり取りは、異文化での交渉スタイルを体験する貴重な機会となりました。また、チャットやコメントでの他受講生との意見交換も積極的に行い、異なる視点や経験から学ぶことで自分の交渉戦略を広げることができました。
全体として、講座の理論と演習のバランスは非常に良く、事前知識がなくても理解しやすい構成でした。実務に直結する学びが多く、海外メーカーとの契約交渉や長期パートナーシップ構築、社内プロジェクト推進の場面で早速活かせる内容ばかりであったことから、非常に満足しています。今回の学びを基に、より戦略的かつ柔軟な交渉力を今後の業務に生かしていきたいと考えています。
Self-Reflectionの重要性:教授が強調していたように、交渉後の振り返りを習慣化することで、自分の意思決定や戦略の精度を高め、次回の交渉に活かせると学んだ。
価値創造の意識:
単なる譲歩や勝ち負けではなく、複数課題を組み合わせてお互いの利益を最大化する「Win-Win」の考え方が、実務での交渉にも応用できる。
Singa採用ケーススタディ:転職や昇進など職場内での交渉の複雑さと重要性を学んだ。現職に満足しつつも、自己成長や新しい挑戦のために交渉するという設定が、自分の実務での海外メーカーとの契約交渉や新規商品導入プロジェクトに似ており、戦略立案や優先順位の整理、BATNAの検討の必要性を具体的に理解できた点が印象的だった。
交渉スキルを理論と実践の両面から学べる非常に価値のある講座です。私自身、海外メーカーとの折衝や契約交渉、社内関連部門との調整業務を担当している中で、実務に直結する学びが多く、特に感情マネジメントや価値創造の考え方は日々の交渉で即活用できました。ペア演習や相互フィードバックでは、自分の交渉スタイルや優先順位を客観的に振り返ることができ、他の受講生の視点や戦略から学ぶことも多かったです。また、オンラインでありながらも、クラスメイトのコメントやディスカッションを通じて強いコミュニケーションの場が形成されており、リアルな交渉に近い感覚で学習できました。注意点としては、受動的に課題をこなすだけでは得られる効果が薄く、積極的に演習に参加し、フィードバックを活用する姿勢が求められます。事前知識は不要ですが、主体的に取り組むほど学びの深さと実務への応用力が格段に高まるので、交渉力を高めたいすべてのビジネスパーソンにおすすめです。
