
内部監査は“見えないパワハラ”をどう監査するのか
~形式的対策では防げない時代の監査視点~
多くの企業で、パワハラ防止規程の整備や相談窓口の設置、管理職研修などの取り組みが進んでいます。しかし、現場を見続けてきた立場から感じるのは、「制度はあるのに問題が見えてこない」という企業が、むしろ増えているという現実です。相談件数が極端に少ない、上級管理職や高業績者の問題が表面化しない、調査や是正が形式的に終わってしまう。こうした“未発見・未発覚”の状態こそ、今の企業における本当のリスクではないかと感じています。
特に近年は、「明らかなパワハラ行為」だけではなく、本人に悪意がない“無自覚型”の問題が増えており、従来型の制度や研修だけでは防ぎきれないケースも少なくありません。その結果、現場では「言えない」「上げられない」「触れられない」という沈黙構造が生まれ、問題が見えないまま深刻化していく傾向があります。
本ウェビナーでは、内部監査部門・監査役・監査担当者の皆様に向けて、単なる制度確認や形式監査ではなく、「なぜ問題が上がってこないのか」「どこに沈黙構造が存在しているのか」を見抜く“構造監査”の視点について、現場事例を交えながらお伝えします。また、内部監査として、経営層や人事部門へ何を提言するべきなのか、どのような観点で組織を見ていくべきなのかについても、実務的な視点から整理します。
参加特典として、実際の監査現場でも活用いただける「内部監査向けパワハラ監査チェックシート(50項目)」も配布予定です。内部監査だからこそ見える“違和感”を、どのように組織改善へ繋げていくのか。
単なる「問題探し」ではなく、“組織が壊れる前兆”を見抜き、経営へ提言していくための新たな監査視点について、皆様と一緒に考える機会になれば幸いです。
多くの企業でパワハラ対策は進んでいます。しかし現場では、「制度はあるのに問題が見えてこない」「相談窓口が機能している実感がない」といった声が少なくありません。私はこれまで数多くの労務問題に関わる中で、本当に怖いのは“問題が起きていること”ではなく、“問題が上がってこないこと”だと感じてきました。
本ウェビナーでは、内部監査部門だからこそ見える「沈黙構造」や「未発見・未発覚」のリスクに着目し、内部監査として何を見抜き、経営へ何を提言していくべきなのかを、現場事例を交えながら実務的にお伝えします。
【講演内容の主なポイント】
1.なぜ今、「内部監査 × パワハラ」が重要なのか
近年、多くの企業で相談窓口や研修などの整備は進んでいますが、「問題がない」のではなく、「問題が上がってこない」状態が深刻化しています。本パートでは、“未発見・未発覚”問題を踏まえ、内部監査に求められる新たな役割と、「制度があるか」ではなく「本当に機能しているか」を見抜く視点について解説します。
2.なぜ問題は“表に出ない”のか~未発見・未発覚の構造~
「無自覚な加害者」や、“真面目な管理職”ほど問題が見えにくくなる構造について解説します。また、減点主義や上下関係、「言ったら損」という空気など、組織に存在する“沈黙構造”を整理し、「相談件数ゼロ=健全」とは限らない実態についても具体例を交えながらお伝えします。
3.内部監査は“何を見るべきか”
内部監査部門が単なる制度点検ではなく、“構造リスク”をどう監査するべきかを整理します。相談窓口の機能性や匿名性、「あの人には言えない」という空気、異論が出にくい組織風土など、“見えない違和感”をどう監査するかを解説するとともに、50項目チェックシートの考え方についてもお伝えします。
4.内部監査は経営へ“何を提言すべきか”~内部監査の本当の役割~
内部監査部門が“最後の砦”として経営へ何を提言するべきかを解説します。高業績偏重文化、数字優先風土、沈黙構造、管理職評価制度など、ハラスメントを生みやすい組織構造について、どのように経営へ提言するべきかを整理します。また、人事・総務部門への提言ポイントについても解説します。
5.チェックシート解説~見えないものを見るためのレンズ~
参加特典として配布予定の「内部監査向けパワハラ監査チェックシート(50項目)」の活用方法を解説します。Yes/Noで終わらせない使い方、“違和感”を深掘りする視点、コメントや背景を重視する重要性について説明します。
6.まとめ~これから内部監査に求められる役割~
これからの内部監査には、単なる「ルール違反探し」ではなく、“組織が壊れる前兆”を見抜く力が求められます。ハラスメント問題を「人の問題」ではなく、「組織構造の問題」として捉える重要性を改めてお伝えします。
| 開催日程 | 2026年7月9日(木)14:00~15:00 |
|---|---|
| 参加費 | 無料(事前登録制) |
| 実施形式 | Zoomオンライン |
| 定員 | 500名 |
| 開催者(共催) | 株式会社アビタス |
| 申込締切 | 2026年7月6日(月) |
湯澤社会保険労務士事務所 代表 株式会社プロセスデザインコンサルティング 代表取締役 社会保険労務士
葛藤の現場で、組織の前提と個人の解釈を書き換え、「教育とは可能性への確信である」という哲学のもと、1%の冒険を積み重ねて99%の確信へと転換し、個人と組織、そして企業の成果のプロセスに寄与する教育者であり専門家。民間企業3社にて約10年間の人事部勤務後、2002年8月に湯澤社会保険労務士事務所開業。これまでに24,000件超の高難度労務問題を「腑に落ちるアドバイス」で解決に導く。2013年以降、大手上場企業等を中心に、パワハラ、人権・コンプライアンス研修を実施。登壇回数は800回超、総受講者数は54,000人(経営層、管理職層が中心)を超える。Web適性検査「パワハラ傾向振り返りシート」共同開発者。
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