
理論と実践のバランスが取れており、Excelだけでも高度な分析が可能であることを体感
株式会社リコー
データドリブン経営推進室 データ活用推進G データサイエンティスト(スタッフ)
受講講座:Business Analytics
1週間当たりの学習時間:約20時間弱
以前からハーバードのオンライン講座が気になっていたのと、異動したばかりの部署で活かせると考えたため。
私はデジタルサービスの会社でデータサイエンティストとして勤務していますが、元々は海外商談に携わる全く異なる職種に従事しており、会社のリスキリングプログラムを通じて現在の部署に異動しました。このプログラムはエンジニア向けの要素が強かったため、並行してデータサイエンス関連の資格勉強を個人的に進めていました。そんな折、新部署に配属された月に募集があり出会ったのが、HBSOの「Business Analytics」講座です。以前からハーバードのオンライン講座に関心があり、統計検定2級を学んだ直後で内容が重なる部分も多く、英語のケーススタディを通じて復習できる点に魅力を感じて受講しました。特に統計検定ではp値やt値を付表から参照して計算していましたが、本講座ではExcelの分析ツールを用いて算出できると知り、実務的な理解を深められると考えました。
実際の学習は記述統計から標本抽出、仮説検定、単回帰・重回帰分析まで段階的に進み、Amazonやウォルト・ディズニーといった企業の事例を通じて理論をビジネスに結びつける構成でした。各モジュールにはExcel演習があり、外れ値の検出や信頼区間の算出、回帰分析の残差検証などを自ら操作しながら体験できたのは大きな学びでした。過去に学んだが理解が曖昧だった内容も改めて整理でき、狙い通りでした。特に、学習プラットフォーム上でスライダーを動かしてグラフの変化をリアルタイムに体験できる仕組みは、統計的な概念を直感的に理解するのに非常に役立ちました。自ら操作しながら理解を深められる点は、オンライン講座としての質の高さを感じた部分です。
学習体験としては、内容のボリュームが予想以上に多く、週末の時間をほとんど費やしました。ページが段階的にロック解除される仕組みのため、前半ゆっくり進めていると後半で時間に追われることもありました。また英語を使うのは久しぶりだったため、全て英語で理解しようとすると時間がかかったので翻訳ツールを活用して効率的に進めました。反省点としては、他の受講生へのコメントが十分にできなかったことです。多様な背景を持つ参加者との交流をもっと深められれば良かったと感じています。
全体として、本講座は理論と実践のバランスが取れており、Excelだけでも高度な分析が可能であることを体感できました。実務では統計ソフトを使いますが、基本的な考え方は共通しており、分析の本質を理解する助けになりました。今後は本講座で得た知識をベースに、PythonやSQL等の実装スキルを磨き、データドリブンな意思決定をさらに推進していきたいと考えています。
R2や調整済R2は一度勉強していたがうろ覚えになっていたため、改めて使い分けとそのロジックについて復習できた。(R2は独立変数が増えれば増えるほど機械的に値が上がるため調整が必要)
ケーススタディというほどの大規模なものではないが、Caesar's Palaceの例は印象に残った。重回帰分析の例だが、実務でもデータからどの変数が影響を与えているかを分析することがあるため少し似ていると感じた。
本講座は、統計やデータ分析を体系的に学ぶ(もしくは一度勉強した方が学び直す)絶好の機会です。記述統計から回帰分析までを段階的に学べるため、初めて統計に触れる方でも基礎知識を着実に獲得できます。さらに、実在企業のケーススタディやブラウザ上で操作できるExcel演習を通じ、理論をビジネス課題に結び付ける実践感覚を磨くことができます。学習量はやや多く週末の時間を確保する必要がありますが、その分しっかりと身につく内容です。英語での受講に不安がある方も翻訳ツールを活用すれば十分対応可能です。学びを通じて、データに基づく意思決定力を高めたいと考える方に強くおすすめできる講座です。
