企業活動のグローバル化の進展は、内部監査部門に従来の属人的・属企業的な監査手法から国際水準の監査への転換を求めており、その担い手である内部監査人個人の専門性向上が欠かせないものとなっています。こうした中、注目を集めているのが内部監査のデファクトスタンダードといわれる「IPPF（専門職的実施の国際フレームワーク）」に則った、監査体制の構築や内部監査人のスキルアップです。
内部監査スターターキットは、この内部監査の国際標準であるIPPF基準に準拠した内部監査の知識を、たった15時間で体系的に学ぶことができるeラーニング講座です。 従来、 内部監査部門の研修は企業内集合研修や外部実地研修への参加が一般的でしたが、リモートワークの普及を背景にオンライン研修へと切り替える企業が急増しています。
国際資格の専門校であるアビタスだから提供できるIPPF基準に沿った「内部監査スターターキット」は、初任監査人の方への導入研修としてはもちろん、CIA資格を保有していないベテラン層のレベルアップ研修としても有効です。
Performance導入実績
Company introduction example企業導入事例
リモート勤務下における研修の最適解。IPPFの基礎的内容を体系的に学べるのも魅力。
リモート中心のこれからの研修の在り方を考えると、各自が自宅で受講できて、私（部門長）が進捗状況もフォローできるeラーニング形式の本講座は、今後の新任内部監査人の導入研修に適しているのではないかと感じています。
また、体系化されていないバラバラのテーマの研修を複数受けさせるよりは、IPPF基準の内容が適度にまとまっていて、受講者の理解度もよいと感じます。
研修講師業務の効率化に成功。プロによる的確な講義にも満足。
以前は部門のマネージャーが初任監査人の導入教育を実施していましたが、通常業務との兼ね合いが常に課題となっていました。こちらの講座の導入により、一般的な理論はスターターキット、自社ツールや手続きといった個別具体的な事項は社内講師と、切り分けができたことで部門の業務効率が向上しました。そのうえプロの講師が重要な点を的確に教えているので、IPPFを効率が良く学べると思います。
初任研修ツールとして導入。今後のCIA取得推進を見据える。
IPPF準拠の初任監査人向けの教育として導入しました。自社はCIA取得がまだ進んでいないのですが、同業種の中でもCIA推進の波が広がっていると聞いており、経営陣とも今後の課題として共有しています。我々としてはスターターキットをきっかけとした監査人のCIA取得を推進したいと考えています。
Personal introduction case個人導入事例
内部監査基礎講座について
「IPPFと内部監査の流れについて、丁寧かつ明解に説明していて、わかりやすい」
IPPF については体系立って理解する機会がなかなかないため、この視聴をきっかけにCIA取得推進の導入として活用出来るのではないかと思いました。
IT監査基礎講座について
「ITの基礎知識について、IT監査の切り口で端的に短時間で必要な知識をインプットできた」
IT統制の基本的アプローチについてわかりやすく説明されており、内部監査上の着眼点を理解できました。また、システム開発における注意点やITの最新の動向についても学ぶことができました。 この内容は、社内で内部統制を教育する目的でも使用できるのでないかと感じます。
財務・会計基礎講座について
「作図のステップを踏んで財務3表を読みこなし、基本的な財務分析ができるようになるので業務に役立てられる」
基本的なことが中心で図をうまく使って非常に分かりやすかったです。また具体的な企業事例があったのもよかったです。
feature3つの特長
プロの講師が解説圧倒的に分かりやすい実務家の講義を提供します。
現場を知る実務家でありながら、受講生から高評価を得続ける講師が解説します。
監査に必須の3領域を15時間で「業務監査」「IT監査」「会計監査」における基礎をコンパクトに
約15時間のeラーニングで、着任間もない方、前提知識のない方でも、その後の実務へとスムーズにつながる知識を身につけることができます。
いつでもどこでも受講可能リモートワークが主流の中、いつでもどこでも学習ができます。
テスト機能を用いて学習進捗や理解度チェックも可能なため、ご自身の内部監査人としてのレベルが把握できます。
お問い合わせ・
お申込みsyllabus内部監査スターターキット（eラーニング）
内部監査基礎 4.1時間
内部監査業務を行う上で必須となる、「専門職的実施の国際フレームワーク（IPPF）」の知識の基礎部分を、 コンパクトに学習いただけます。
学習トピック
- Topic1．内部監査の流れ
- 専門職的実施の国際フレームワーク
- IPPFの構成
- 内部監査の使命
- 内部監査の専門職的実施の基本原則
- 内部監査の定義
- 内部監査業務の流れ
- Topic2．属性基準と倫理綱要
- 内部監査基本規定
- 内部監査部門の独立性と客観性
- 個人の客観性
- 独立性または客観性の侵害
- 内部監査人が必要とする知識と能力
- 外部専門家の利用
- 専門職としての正当な注意
- 倫理綱要
- Topic3．実施基準（予備調査と現場作業）
- 予備調査
- 業務の実施－監査証拠の要件
- 監査証拠の分類
- 手続きの分類
- 問題演習
IT監査基礎 6.0時間
内部監査人もビジネスとITの両方の高度化・複雑化・グローバル化の影響を大きく受けています。 本講座では、内部監査人にとって必要なITリテラシーを学習します。
学習トピック
- Topic1．ITの基礎
- ハードウエア、ソフトバンク
- データベース
- ネットワーク
- インターネット
- Topic2．ITリスクとIT統制
- ITに関わる内部監査部門の役割
- ITコントロール（分類、フレームワーク）
- 情報システムの構築による影響
- データ処理方法
- アプリケーション統制
- 不測事態対応計画
- バックアップ
- ITに係るリスク
- 情報セキュリティとサイバーセキュリティ
- 全般統制 物理的コントロール、倫理的コントロール
- 変更管理に係るコントロール
- 職務の分離
- インターネットセキュリティ
- データの保存に係るセキュリティ
- 情報の保護
- Topic3．システム開発とその他論点
- システム開発
- 様々な情報システム
- エンドユーザーコンピューティング
- 最新のテクノロジーとセキュリティへの影響
- 練習問題
財務・会計基礎 3.5時間
決算書を読みこなす会計の基礎的スキルは、今や全てのビジネスパーソンにとって必要不可欠なものです。 本講座受講後は、会計知識ゼロの方でも財務3表が読めるようになり、基本的な財務分析もできるようになります。
学習トピック
- 1．決算書の基礎知識
- 2種類の会計スキル
- 効率的な会計スキルの習得方法
- 企業の経済活動と財務諸表の関係性
- 財務諸表の構成
- 2．貸借対照表（B/S）
- 貸借対照表ってどんなもの？
- 資産、負債、純資産の主な中身
- 実在企業の貸借対照表を分析してみよう ※ワークあり
- 4．キャッシュ・フロー計算書（C/F）
- キャッシュ・フロー計算書ってどんなもの？
- キャッシュ・フローのプラス／マイナスで何が分かるのか
- ３つのキャッシュ・フローの組み合わせ ※ワークあり
- 5．財務3表相互のつながり
- ３つの相互関係
- 6．決算書の入手方法 など
- ３つの相互関係
※内容はアビタスCIAプログラム、決算書の読み方セミナーから一部抜粋しております。内容が重複するケースがございます。
fee受講料金
12,000円 / 3カ月（税込）
22,000円 / 3カ月（税込）
30,000円 / 3カ月（税込）
Instructor担当講師
伊藤 勝幸Katsuyuki Ito
内部監査基礎、IT監査基礎担当
米国公認会計士(U.S.CPA)・公認内部監査人(CIA)
大学卒業後、渡米してシアトルを拠点とした製造業で勤務し、帰国後、2006年9月よりPwCあらた監査法人の金融部に所属して金融機関に対する会計監査、自己資本比率規制監査、IFRSコンバージェンスアドバイザリー業務等に従事。 株式会社アビタスでは、USCPA講座、CIA講座、IFRS講座を担当し、大手総合商社、大手エネルギー会社、陸運会社などの多くの企業研修も担当。 エネルギッシュだけれども落ち着いた語り口で、受講生からの評判も高く、アンケートでは常にトップクラスの評価を受ける。
川口 宏之Hiroyuki Kawaguchi
財務・会計基礎担当
公認会計士(CPA)、早稲田大学会計大学院非常勤講師
2000年より、国内大手監査法人である監査法人トーマツにて、主に上場企業の会計監査業務に従事。 2006年、国内大手金融グループ系証券会社にて、新規上場に伴う引受審査業務および既上場企業のエクイティファイナンスに伴う引受審査業務に従事。2008年、それまでの経験を活かし、ＩＴベンチャー企業の取締役兼ＣＦＯに就任。 ベンチャーキャピタルからの資金調達、株式交換による企業買収などで成果を上げた。 その後、独立系の会計コンサルティングファームにて、決算支援業務やバックオフィス支援業務、各種セミナー講師等を担当する。「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」という、4つの視点で 「会計」に携わった経験を持つ、数少ない公認会計士。これらの経験をもとに、「会計」という一見とっつきにくいテーマを、図解で分かりやすく説明することに定評がある。
CIA本講座受講時の割引制度のご案内
スターターキット受講後に、CIA本講座へのお申し込みをされる場合はスターターキットご受講料分割引が適用されます。
- 教育訓練給付制度との併用が可能です。
- 法人プレミアム割引、期間限定キャンペーンとの併用も可能です。
- 割引は、スターターキットご受講期間中にCIA講座にお申込みいただいた場合に適用されます。
割引適用時の受講料の例
- 通信限定コース
-
一般価格
¥231,000
スターターキット3講座受講の場合
¥201,000¥30,000OFF
FAQよくあるご質問
- 内部監査の知識が全くなくても受講できますか？
はい。問題ありません。初めて内部監査に携わる方にも理解いただけるよう、わかりやすい講義を意識しております。
- 部門単位・企業単位での導入もできますか？
可能です。複数名専用申込書をご用意いたしておりますので、ぜひご利用ください。
- 視聴期間はどのくらいですか？
3ヶ月の受講期間を設けています。受講期間内であれば、繰り返しご視聴いただけます。
- 「内部監査スターターキット」をベースに研修を実施したい。
可能です。個別にご案内いたしておりますので、お問合せください。